スパーキングレディーカップ(JpnIII)は◉ショウナンナデシコ(1人気)
スパーキングLCは別定。最重量の斤量58kgでもこの距離ならどの牝馬もかなわないだろう*1。
あと目がかわいい。
勝ちました。
※おことわり 今回はあまり賭けてません。
6/29に大井競馬場に行ってきました。
この日、大井競馬場ではJpnIレースの帝王賞が開催されており、それ故に平日でもかなりの方がおられました。
帝王賞は、JBCクラシックや東京大賞典と同じくダート2000mで競走するレースで、グランプリ…ではないが、ダートグレードGI競走の上半期の締めくくりみたいなポジションであります。地方競馬においてJBCクラシック並みにレベルが高いことでも話題になっていますが、日本のダート馬は国際レーティング格付けにおいて舐められているので、なかなかレースレートがあげられないっぽいです。GI格にもかかわず、国際格付けを得られていない東京大賞典*2・全日本2歳優駿*3以外の地方ダートグレード競走は中央のOP以下の扱いとなっているらしい。海外ではコパノリッキーはGI3勝です。悲しいね。
BCディスタフを勝利したマルシュロレーヌなんかは顕著で、エンプレス杯(JpnII)を勝ってるのにも関わらずあの人気なのはそういうことがあるのかもしれないです。
大井競馬場へは大きく2通りの行き方があり、一つは東京モノレールで大井競馬場前駅を使うこと。これは駅名がリンクしているので直感的にわかりますね。東京モノレールから大井競馬場内を見ることもできます。
そして2つ目は京急の立会川駅で降りる行き方。たぶん大井競馬場前駅よりは歩くと思いますが、運賃がクソ高い東京モノレールを回避することができます。
わかりやすく、副駅名として大井競馬場が冠せられていました。
帰りは東急バスが大井町駅や大森駅までの直行のバスを運行していましたが、行きも路線バスが通っているもんなんですかね?
駅名の由来ともなっている立会川。
おそらく東京湾に流れ込んでいるものかと思われますが、比較的小さめの川です。
大雨での増水が怖そうです。そんなに河川長無いから大丈夫かな…?
周辺の民家の人ももれなく発火したバッテリーを投げ込むことができそうですが、この川には電子レンジは生息しているのでしょうか…?
大井競馬場の正門に到着です。
事務所?の下がピロティーになっており、そこで入場料を徴収していました。
どうやら当日券も販売していたっぽく、今のご時世なので住所や電話番号などを書く所がありましたが、私は入場抽選を通っていたためにそんなのお構いなしにさっさと入場していきました。
大井競馬場はおよそ気温35℃。非常に暑い。
改修中の船橋とは違い、場内の設備をフルで使えるのでかなりキャパシティには余裕がありそうでした。
自由席にどっしり身を構えてゆっくりしていました。また今回も自転車なので酒を飲めません。畜生!
大井競馬場は東京シティ競馬(TCK)という別名をつけており、地方競馬場の中でも最も人口の多いエリアに存在する競馬場*4で、やはり来場者数も地方競馬の中でも多く懐が潤っているのか、設備面の更新や従来の競馬を大きく革新させることを積極的に行っている競馬場でもあります。最近では左回りコースの新設などが行われていたり*5します。
ダート三冠レースの新設も大井がやりました。金あるところじゃないとできないんだよな。
Q&Aなぜ左右両回りコースに?
アメリカの競馬場はだいたい左回りなので、ダートの本場アメリカからの参戦を見越したときにハードルが低いほうがいい、だったりとか、川崎や船橋が左回りなので、左回りが得意な川崎や船橋の馬が参戦しやすくさせる、だったりとかあるようです。
もともと大井は右回りでつくられているので、完全な左回りにはしないんじゃないかな…?
こちらパドック。大井のパドックは実に地方競馬って感じのパドックです。
船橋のパドックはキャパも多く、かなり見やすかったんですが、大井のパドックは見づらいですね…
さらに大井は動線上にパドックがないので、かなり行きづらい印象。
パドックはだいたいゴール前にあるので、コースのど真ん中の席に座っていた私はパドックの往復だけでも大変でした。
競馬場の近くにはご存じ羽田空港があるため、上空をたくさんの飛行機が飛んできます。
馬場状態は「良」
馬が走ると砂塵が舞います。稍重だった船橋とは比べられない砂塵の舞い方は地方競馬らしさを感じました。
大井は直線がかなり長く、外回りコースでは400m以上あります(ゴールまでの直線距離はおよそ390m)*6。外回りコースを使う1200mや1400m、1800m、2000mは差しが決まりやすいです。それはデータ分布でも顕著で、大井の勝ち馬のほとんどが先行or差しの脚質で、それぞれ4割ずつ勝っているっぽい。末脚の決まりづらいダートコースは前が残りやすく、差しが決まりやすいコースは珍しいです。
さて、とりあえず1レース見るか!
ファンファーレが鳴り、ゲートに入り…
…ん?
★放馬★
パドックでよく見えたのに…どうして…
※10番ピヨピヨパンチ号は、競走除外となりました。
大井競馬場の設備をいろいろ見る。
けっこう食事できるところがあった印象です。食べながら競馬を見れたりします。
フロアは非常にきれいでした。
スタンドに入れる場所は複数あるので、なかなか混雑するような作りではない感じです。改造中の船橋なんかはそれでボトルネックになっていましたから。
大井競馬場はだいたいこんな感じ。
船橋で150-600使ったら重いうえに望遠飛ばしすぎたので、今回は70-300を持ってきました。いい感じです。
こういう撮り方、AFトラッキング方法に何を使えばいいのかがわからなくなる。一応AF-C 3Dトラッキングを使っているけど、もっといい方法はあるのだろうか?
誘導馬のボンネビルレコード(ボンちゃん)とおそらく新入りのトロヴァオ。
ボンネビルレコードはかしわ記念と帝王賞を勝った馬。大井競馬場曰く「ボス面してるけどボスになり切れない」だとか。そんなボンちゃんは6/29の帝王賞開催日で誘導馬を引退することとなりました。この日が最終出勤日。12Rのボンネビルレコード賞が終わった後に大井のレジェンドジョッキー、的場文男騎手とのツーショットがあったとか。
夜になると大井競馬場ではライトアップがされます。ゲーミング競馬場
ババヲナラスクルマ(性別不明、年齢不明)
禁止伝説枠。高い耐久力が持ち味だが、S種族値が低いのが欠点。
かつて同じような馬が禁伝レギュの笠松大障害で大活躍しただとか。
誘導馬のナイキスターゲイザとクリールマグナム。
誘導馬はおとなしい芦毛の牡馬がなる傾向が多いらしい。かといって鹿毛や栗毛などがいないわけでもないって感じ。
白毛の牡馬が誘導馬になったら面白いけど、金子さんの馬が誘導馬になることってあるのかな…?*7ハヤヤッコがなりたそうにしてたけど
ボンちゃん
帝王賞のゼッケンは白いやつから交換され、赤く立派な重賞用?のゼッケンになっていました。
帽子も赤いものにチェンジ。
そんなこんなで帝王賞のお時間です。
本日もナイターです。船橋より遠いのでさっさと家に着けるよう帝王賞見たらさっさと帰ります。
地方の馬がもれなく回避して9頭立て。GI級レースで小頭数なのは珍しいです。
ちなみに私は帝王賞のオッズがぶっこわれていたので参戦しませんでした。
1人気は8テーオーケインズ。去年の覇者。
帝王賞といえば連覇ができないレースですが、テーオーだけに帝王賞で連覇は叶うのか?
前々走サウジカップを大敗したものの、帰国初戦の前走平安ステークスは圧倒的人気に応え快勝。
そんな彼は今回も圧倒的人気で、こいつがオッズを破壊しました。
鞍上は松山弘平騎手。勝率100%(??????????????)
2人気は発音しづらい2オメガパフューム。目立つ芦毛。
パワプロでは東京大賞典◎の特能がついてそうな超超超東京大賞典が得意な馬であり、それも2018、2019、2020、2021の東京大賞典を勝利し4連覇。平地の同一GIを4連覇した馬なんて、日本では彼しかいない。強い馬みんなチャンピオンズカップ行っちゃうからね…
そんな彼も一応は帝王賞の勝ち馬。去年は5着とあまりいい順位ではなかったが、今年は巻き返せるか?
鞍上はミルコ・デムーロ騎手。
3人気は今年の川崎記念の覇者、6チュウワウィザード
前走はドバイワールドカップで3着。4連続馬券内を抑えており、安定した強さを誇る。
浦和開催のJBCクラシックやチャンピオンズカップに勝っているこの馬はいまだに帝王賞に勝てていない。大井が苦手なのか?
鞍上はリーディングの川田将雅騎手。インスタのナルシシズム投稿に池添謙一騎手があこがれているらしい(適当)
隣にいるのは1スワーヴアラミス(8人気)。前々走東海ステークスで勝利しているものの、それ以外がからっきし。
写真は撮ったけどAF弄ってたので無事死にました。チュウワウィザードがアレなのはそれのせい。
クリンチャーは返し馬が撮れず。こちらは5人気の9メイショウハリオ。
前走平安ステークスはテーオーケインズに及ばず。前々走マーチステークスは勝利している。
GI級競走はチャンピオンズカップとこれで2戦目。善戦なるか?
鞍上は浜中俊騎手。
7人気の5オーヴェルニュ。鞍上は福永祐一騎手。
昨年の平安Sから勝ち星に見放されている。前々々走の東海ステークスはスワーヴアラミスの2着と好走したものの、アンタレスステークスはオメガパフュームに、今年の平安Sはテーオーケインズに惨敗。堅くなりやすい帝王賞でのジャイアントキリングはなるのだろうか?
レーススタート。直線で先頭に出たのは5オーヴェルニュ。次いで7クリンチャー、8テーオーケインズ、6チュウワウィザード、9メイショウハリオが先行する。2オメガパフュームは後方から。
残り1000mで1スワーヴアラミスが一気に先行集団へ。1000mは1分2秒台。この段階で5オーヴェルニュ、7クリンチャー、8テーオーケインズ、1スワーヴアラミスが前で競りかけ、かなり速い流れに。
そんなこんなしてたら地味に2オメガパフュームが追い上げてきた。
メイショウハリオは4頭の好位追走でかなりいい位置。
400mの直線へ出て、オメガパフュームは大外からまくり出す。しかし内の狭いところからチュウワウィザードが前へ出る。この段階で前は総崩れ。
そして残り200mで前に出てきたメイショウハリオと内のチュウワウィザード、外のオメガパフュームの三頭で前の大勢が決まる。
前はメイショウハリオとチュウワウィザードが抜け出すが、メイショウハリオがそのまま押し切ってゴール。重賞3勝目は帝王賞のタイトルとなった。
三頭ともめっちゃ必死になって走っていますね。余裕ぶっかましてる馬なんていなかった。
結果は9メイショウハリオ - 6チュウワウィザード - 2オメガパフューム
テーオーケインズ飛んだから付くだろ!と思いきや、5番人気のメイショウハリオが絡まない馬券は2-3番人気でそんなにつかないというね。ワイドは330円付いたけど。なお枠連は割を食らってゲロ安い。
そして夜のゲーミング競馬場を後にしました。帰りの電車は思ったほど混んでいませんでした。12Rがあると分散退場に寄与されているのでしょうか。
さて、大井の感想ですが、写真は撮りやすかったです。馬券も外れやすかったです。
食欲がなかったので今回も何も食べませんでしたが、資金に余裕があるときは何か食べたいところです。
そして相変わらず。ボロで喜ばない。
以上です。来月は四国の記事です。ご覧いただきありがとうございました。
あぁ^~うんめえ^~