笠岡趣味空間

志向性行方不明

雑記 #47

こんにちは、かさおかです。

 

 

時期は4月、新学期のシーズン。

桜も満開の中、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

新社会人の方、新しく後輩ができる方などさまざまでしょう。

 

 

そんな春本番から少し前のお話…

 

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多摩川の対岸から見た武蔵小杉のタワマン

 

場所は武蔵小杉駅。東急とJRが乗り入れる要衝で、都心に近いことからタワマンがぼかすか建設されていることで有名。二子玉川同様低地なので大雨が降ったら沈む。

 

普通に電車を待っています。

 

きたのはたぶん東京メトロ9000系とかそこら辺の車両。

急行新横浜行きです。

 

そう、新横浜行き

この日は3月19日の日曜日。この前日にはダイヤ改正が行われ、その際に東急新横浜線日吉~新横浜駅と、相鉄新横浜線新横浜~羽沢横浜国大駅がそれぞれ新たに開通しました

相鉄は東京進出の野望が前々からありました。その第一弾として西谷~羽沢横浜国大駅(長いので以下羽沢駅と呼称)間の相鉄新横浜線を新規開業させ、羽沢からは東海道貨物線を使い武蔵小杉・渋谷・新宿方面へ抜けていく相鉄・JR直通線が2019年に運行開始しました。

そして4年後に開業した第二弾の相鉄・東急直通線は、打ち止めとなっていた羽沢から新しく開業する新横浜駅を経由し、現在目黒線の終点となっている日吉駅まで新たに路線を敷設し、東横線で渋谷方面へ、目黒線で目黒方面へ向かうことができるようになりました。

 

 

東横線の渋谷からは東京メトロ副都心線東武東上線へさらに直通し、目黒線の目黒駅からは東京メトロ南北線埼玉高速鉄道線都営三田線などにも直通しています。目黒線方面へは別の記事でも言及しているのでそちらの記事もどうぞ。

 

相鉄東急直通線の開業により、これまで日中毎時2本だった羽沢駅は本数が純増し、普通に使える駅に変貌しました。ただ羽沢~新横浜は毎時4本と物足りない本数。新横浜~西谷はある程度の本数が欲しい気もするんですが、その区間は相鉄管轄。メトロや都営の車両は入線できないっぽいんですね。かなしい。*1

乗った車両も相鉄直通非対応なために、もれなく新横浜行き。新横浜は中線1本で捌き切れるわけがないのか、今まで通り日吉行きも多く設定されています。

 

データイムに東急新横浜線に入るのは東横線急行が毎時2本、目黒線急行が毎時4本。東横線目黒線も日中は各駅停車が毎時8本走っている超過密路線。東横線にはFライナー特急と急行の元町・中華街行きがそれぞれ毎時4本走っていましたが、そこに合間を縫って急行湘南台行きが走っています。目黒線は4本の急行がすべて新横浜線に入り、半分が新横浜行き、半分が海老名行きになっています。さすがに新横浜線に毎時14本をぶち込むのは無理らしい(?)

東横線は特急が自由が丘と菊名で、急行が菊名か自由が丘で各停を追い抜きますが、なんか新横浜線に入る急行は各停を追い抜かないっぽいです。下りはずっと各停のケツを突っついています。けつあな各停です。

 

東急と相鉄の境界駅、新横浜駅に到着。

開業は前日。駅構内はピカピカでした。ちなみになんで改正当日ではなくて翌日なのか?っていうのは、当日だと混雑が激しかったり、雨天だったからというのがあります。ちなみに案の定遅延して行先が壊れていたらしいです。

新横浜は新幹線のぞみ号が全列車停まる駅のひとつで、今までJR横浜線ブルーラインしか通っていないというなんとも絶妙に不便な場所でもありました。近年は開発されてビル群が多く建立されている駅ですが、かつては大自然の中の駅だったとか(?) 新神戸とどっちが不便か論争で私の脳内バトルが定期的に勃発する駅のひとつでした(適当)。

新路線の開業で、神奈川県の広範囲から新横浜へのアクセスが大幅に改善され、なおかつ都内の一部からでも新横浜に行きやすくなるという大幅な上方修正アップデートが入りました。

 

横浜駅は島式2面に中線1線がある2面3線構造。引き込み線が無いため、基本的には中線で折り返すことになりますが、もちろん1線しかないため本数を増やすとたぶん死にます。日中6本あれば十分だとは思うんですけどね。

 

 

しかしこの新横浜駅、欠陥クラスの残念ポイントが2つあります。

 

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▲新横浜駅のイメージ(Wikipediaより)

 

1つはホームがめっちゃ狭い。新幹線乗り換えだけではなく、イベントなどでもよく使用される新横浜駅は当然大変利用者が多いのですが、ホームの大きさがそれに見合っておらず狭いです。ホームドアが無かったらなかなか怖い駅であります。

もう1つは、動線が途中で交錯すること。ホームから1つ上の階層に上がるまでは階段やエスカレーターが複数配置されているのですが、そこから改札階に上がるまでに1つの動線しかない*2んですね。しかももっと悪質なのが、2つのホームの動線も1つに集まること。そして極めつけは階段も狭くエスカレーターも台数が少ない。上下線で同時に電車が来た時に普通に詰まります。イベント時で死ぬのが目に見えています。同じような構造の豊洲駅も個人的にカスだと思っていますが、あちらは動線の数が新横浜と比較にならないくらい多いです。つまりはカスof theカスです。改札が2つあるだけまだマシ…じゃねーよ。結局ボトルネックになって詰まります。

 

横浜線の改札

ここからブルーラインの乗り換え改札は近く乗り換えがしやすいです。(なお)

私は相鉄に乗ったことが一度もなく、今回が初めての相鉄利用。本線・いずみ野線・新横浜線で構成される相鉄の路線図はいたって簡単なので、一日で完乗まで持っていきたい。

 

新横浜から西谷方面へ。車両はストレート車体の20000系。

横浜駅に入る相鉄車両は20000系列のみ。目黒線に入るのは8両編成の21000系のみで、10両編成の20000系は東横線方面にしか入りません。

 

相鉄新横浜線を使って海老名へ向かいます。

 

海老名駅はJR相模線と小田急小田原線が乗り入れている駅。JRはともかく小田急は駅が隣接しているため、留置されている車両がよく見える。

海老名駅はかねてから相鉄でE233系7000番台が、小田急E233系2000番台が並んで見れる駅として有名です。この2つの車両が並ぶのは一般運行では海老名だけというのは面白い。まあ実際並ぶダイヤがあるのかはわかりませんが。

 

相鉄の路線図は数年で大変カオスになってしまいました。

JR方面、目黒線方面、東横線方面の3方向に直通するこの路線は、どこの方面に向かうのかを利用者に視覚的に伝えるために、何を血迷ったか種別の色を変えて案内しています。JRなら緑、目黒線なら水色、東横線方面ならピンクといった感じです。

しかしこれが大変不便なことに、一目見て色だけで種別を判別することができません。相鉄内では4つの種別がありますが、そのうち直通する各停と特急いずれも直通先の色にされてしまいます。種別が1つならまだしも、複数の種別が同じ色で表示されてしまうのはなんとも言えない状態。線内運用の種別はちゃんとそれぞれの色で案内してるみたいですが。

ちなみに直通車はたぶん全車両フルカラーLEDの行先表示を備えていた気がするので3色LEDのことは考えなくていいと思いますが。

色覚マイノリティの方が区別付くのか?と言われていますが、シミュレーション上では区別ができるらしいです。ただ色が似てるから怪しいが。

 

▲新しく開業した相鉄海老名駅北口

 

海老名駅は直通と関係あるのかないのかわかりませんが絶賛魔改造中。この改造によって頭端式ホームである相鉄に橋上駅舎が建設され、小田急の乗り換えが楽になるとか言われています。

北口から従来の海老名駅改札までは5分ほど掛かります。駅のホームが見えているにも関わらず、すぐに電車に乗れないという残念な仕様がこの北口の開業により緩和されてくれることでしょう。

なおこの改札は相鉄のみ。小田急改札は今まで通り5分歩いた先にあります。そもそも相鉄ホームと小田急ホームは200mほど離れているので仕方ないですね。

 

海老名駅から少し歩いた場所ででんしゃを眺めます。

 

初手やってきたのは5080系目黒線仕様。

カメラをセットアップしていたら来ました。くそが。

ちなみにこれ以降 東 急 車 が 来 ま せ ん で し た

 

12000系は拡幅車体でJR直通に対応した形式。JRに入るのは12000系だけで、埼京線のATACSも搭載されています。

プレスリリースでは相鉄の車両として大変な違和感がありましたが(「ダサい」というよりは「いかつくて怖い」…って感じ?)、実車を見ると「結構かっこいいな」という印象を受けました。最近は窓上のライトが流行っていますが、腰回りのかつてのようなライト配置をイマドキにするのも秀逸だと感じました。しかもヨコハマネイビーブルー(YNB)との親和性も高いです。

 

10000系

相鉄内運用限定。改造前で、前照灯と尾灯が腰回りにあります。最近は11000系みたいに窓上にライトが移設されています。

設計図流用のために関東の私鉄車両の一部はJRの車両デザインを拝借しています。この車両はE231系ベース。外観も改造前だと確かにE231系(500番台)に似てる…?

ここ、8両編成がめちゃくちゃ撮りづらかったです。次に相鉄来たら別の場所に向かいます。

 

21000系

ストレート車体は東急直通の車両。日中時間帯は東横線直通の20000系がいずみ野線に、目黒線直通の21000系が本線にやってくるっぽいです。つまり10両編成の20000系はこっちに来ないってこと。撮りづれぇ~

12000系との違いがぱっと見ではわかりづらいです。地下鉄に入る関係でストレート車体かつ貫通扉がついていることは言われてみたらわかりますが、それでもオカルトに感じてしまう。そこで12000系と並べて比較してみると…さすがに拡幅車体とストレート車体では全然見た目が変わってきます。貫通扉や車体幅の関係で外に追いやられているライトなどを見ると、いかつい12000系と対照的に、「なんか、かわいい」ってなってきます。

最近の相鉄では珍しいオリジナルの車両らしい。

 

11000系

E233系のSOTETSU STYLE。これもJRの設計図を拝借しており、E233系がモチーフ。E233系ベースの車両は小田急4000、都営10-300などがありますが、11000系もこのうちの1つ。デザインは似ないが12000系もE233ベースらしい。埼京線のE233に仕様を合わせるためだとか。

 

8000系
かつては9000系ともども連結器のすぐ上に前照灯がありました。大阪市交新20系みたいな感じ。

最近魔改造されて窓上に前照灯が移設されました。8000系は車歴が30年以上あるものもあるが、そんな8000系にも改造の魔の手が差し伸べられておりました。行先表示器もフルカラーLEDで、もはやオーパーツ感。

一部の編成のみYNB化もされているらしい。9000とか10000に比べると…違和感がすごかったです。

 

9000系

前述の通りこちらも新20系みたいなライト配置でしたが、YNBなどの改造で窓上に移設されました。

スカートや連結器カバーの換装も相まって、もはや別形式に見えるほどの魔改造。私より年上の形式ですが、まるで最近の車両みたいに見えるSOTETSU MAGIC。FCLEDがダメ押しの一手。

 

E233系7000番台

JR東日本最高デザインのE233系。どの帯にしても似合うこの車両は京葉線でも埼京線でも武蔵野線でも京阪神緩行線でも当然似合う。

 

▲登場直後の埼京線E233と205系 @大崎駅

 

登場したのは2013年。もう車歴10年なんですね。

昔も今もデザインがいいと言い続けています。

 

影が伸びてきたので撤収します。

 

 

なんでおまえがいるんだ

 

戻って二俣川

ここからは相鉄いずみ野線に乗っていきます。

 

湘南台駅いずみ野線の終点。小田急江ノ島線横浜市営地下鉄ブルーラインが通っています。

横浜までは行きづらくない距離感で、いちおう湘南台から横浜駅は乗り換えなしで行くことができます。相鉄は丘の上を抜ける北回り、地下鉄は丘陵をぶち抜く南回りで向かいます。相鉄は各停で40分ほど、地下鉄は快速で35分ほどで横浜に着きます。地下鉄で戸塚まで出てそこからJRを使えば25分なんだが

 

慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスは湘南台駅が最寄りなのですが、湘南台駅からとんでもない距離が離れているということもあり、いずみ野線をJR相模線倉見駅まで伸ばそうという計画があるのだとか。

 

湘南台駅には東急5050が。大東急時代到来…!!

やはり相鉄線内で東急車両を見ると相鉄のガラパゴスの終焉を強く感じられます。


4000から始まる形式は5050系の10両編成車両。5050なのに車番が4000とはこれいかに、と思いますが、どうやら5050系も案の定製造両数が多くてデフレナンバーを採用しただとか。

もともと東横線は8両編成だったのだが、副都心線開業の際に10両編成を新製したのだとか。

最近は大井町線で大好評のQシート(Aシートみたいなやつ)を東横線にも導入する!ということで、既存の5050系8両編成に新製されるQシート車両を2両増結して4000番台化させています。QシートはL/Cシートなので、相鉄にも入ってこれそうだが…

 

湘南台に到着したので、この5050系で折り返し、相鉄の最後の未乗区間である西谷~横浜間に乗っていきます!

 

行けません!

 

一応東急車の本線運用は存在するらしいですが、残念ながらこいつは東横線直通。横浜には向かいません。

…ということで、二俣川で本線快速の横浜行きでフィナーレを飾ります。

 

横浜駅に到着。これにて相模鉄道の全線を完乗しました。大手私鉄では東急電鉄*3東京メトロに次ぐ3社目です。次は西武か小田急かな…

乗ったのは20000系。ストレート車体の東横線直通用車両ですが、先述の通り東急車を相鉄横浜駅にぶちこむ運用が定期であることからまあ入っててもおかしくないような感じです。

 

横浜からは東横特急で渋谷まで行って帰るのだが… なんせここは日本最大の市町村、横浜市。日本のサグラダファミリアと称される永遠に工事が終わらない駅にはJRだけでなく東急、相鉄、京急MM線、地下鉄が乗り入れており、その駅構内は地下にあります。

…ということは、必然的に迷宮駅の資格も手に入れることができるってこと。案内がわかりやすい上、方角の区別もつきやすく迷うことが少ない故に渋谷とかの駅よりも迷宮ランクが下がります。しかし駅構内はなかなかに複雑。だいたい東横線のせいなのですが。渋谷を破壊したのもそういやこいつだ。東横線は諸悪の根源か?(?)

東横線の改札は地下3階。この層にある改札は東横線(とMM線)だけなので、とりあえず地下に潜っていれば簡単にたどり着きます。あまりむずかしくなかったですね。

 


 

というわけで、相鉄に行ってきた回でした。はい、雑記ですよ雑記。

純粋な鉄道回が最近多めとなっていますが、そのせいか(?)文字数もうれしいことになっております。まあ今回は7000文字程度なので常識の範囲内かと思います(?)

本来なら競馬記事を予定していましたが、さすがに競馬が連続しすぎるのもアレだということでタイムリーなダイヤ改正ネタを。

さて、最近はタイムリーな記事が続いていますが、5月と6月の更新はしばらく雑記を予定しています。マンスリー更新のために溜まりやすいんですね。

というわけで4月に記事になるようなネタがあったらだいたい半年後くらいになっていると思います。

 

というわけで、今回もご覧いただきありがとうございました。

 

 

おまけ

 

先日野球を見に行った際に京葉線に乗りました。

しかしトレインビジョンには見慣れない駅名が…

 

幕張豊砂駅。相鉄東急直通線が開業したと同時に京葉線にも新たな駅が開業しました。

この駅はイオンモール幕張新都心の最寄り駅で、建設にはイオンモールが建設費の一部を負担しています。この駅があることでイオンモール幕張新都心へのアクセスの改善を図り、イオンモールで買い物をする人を増やしたいというイオンモール側の思惑があったからです。

 

千葉工大ダンボールSL

 

イオンモール幕張新都心はどでかいです。千葉県で最も大きい複合商業施設であります確か。そんなイオンモールはいままで海浜幕張からバスが主流でしたが、越谷レイクタウン駅みたくイオンモールと駅が直結していないことはかなり不便になっていると思ったんでしょう。

というわけで開業したこの駅。残念ながら快速が通過してしまうのでじっくり見ることができませんでしたが、今年の交流戦などで行ける機会があったらまた見てみたいとは思っています。

 

余談ですがアニメ「アイドルマスターシンデレラガールズU149」はご覧になっているでしょうか。ありすちゃんがかわいいです。

 

 

桜花賞

今回は珍しく、穴馬を狙っていきます!

◎リバティアイランド 〇コナコースト

※予想は出走までに変わる可能性があります


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*1:一応都営6500形などの車両で将来の相鉄乗り入れを見込んだ準備工事が行われているみたい。

*2:いちおう改札が2つあるので、それぞれに動線は用意されている

*3:横浜線開業で一瞬完乗が剥奪されたが、この記事で新横浜線に乗っているので乗車率100%です